まず土地が決まらないと、
どんな家を建てるのか?その予算は?など、具体的なことが何も決まりません。
家の設計は、土地の形状、向きなどに大きく影響されます。
実は土地によって予算も変わります。
地盤の強度が足りなければ、補強工事が必要だし、
土地の高低差などによって、工事の内容が変わるためです。
見積金額に大きく影響します。
土地を決める時、大きく分けると、二通りあります。
・既に土地が決まっている
・これから土地を購入する
前者の場合は、土地選びで迷うことはありません。
例えば、今住んでいる家の建て替えの場合や、
親から相続した土地などがある場合です。
既に土地が決まっているのは、迷わなくて良いことがメリットです。
しかし土地が選べないのは、デメリットでもあります。
後者のように、これから買う場合は、条件の良い土地を選べるのがメリットです。
しかし条件の良い土地が、運良く売り出されているか、
予算が合うか、などの問題があります。
同じような条件の土地なら、迷うことがありますよね。
土地選びの決断には、かなりの精神的なエネルギーが必要です。
家は土地の形状や方角によって、間取りに影響がでます。
また、周囲の土地や道路との高低差によっては、
外構にとてもお金がかかることもありえます。
よく言われている家作りに理想的な良い土地と言うのは、
東西に長めの土地で、周囲と高低差が少ない土地です。
できるだけ、接している道路からもスムーズに出入りできる土地がベスト。
東西に長めの土地は、
日中は日当たりの良い部屋の間取りが取りやすく、
朝日や西日が当たるのは、最小限に設計できます。
多少は方向がずれていても大丈夫。
また高低差がないほうが、要壁などを作る必要が無いので、
外構にかける費用が安くて済みます。
それ以外には、土地周辺の環境面も大事です。
買い物の便利さとか、病院が近いかなど、暮らしにかかわる部分のことです。
もしあなたが子育て世代なら、学校なども土地選びのポイントになります。
家を建てる土地は一度決めると、変更できないので、しっかり検討してください。