土地探しは、とても大事です。
なぜなら住宅は土地によって、設計が変わってくるからです。
我が家も土地探しには、だいぶ苦労しましたw
地方で、しかも田舎なので、土地は簡単に見つかると思っていました。
しかし、その考えが甘かったことを、のちに実感することになります。
問題はなかなか売り地が出ないことだったのです。
意外ですよね?
実は田舎では、祖先から代々譲り受けた土地を、手放したがらないのです。
特に高齢者は、自分の代で土地を手放すことを嫌がる傾向があります。
「私の代で手放すのはちょっと・・・」
「近所の目もあるし・・・」
という土地所有者が多く、なかなか売りに出しません。
また、高齢者の家族にしてみても、親が生きている間は手放したがらないです。
遺産相続で、仕方なく売却する時には、土地が出てくることもあります。
しかし既に売りに出ている土地は、いろいろ欠点がありました。
住宅地からとても離れていたり、周囲が森に囲まれている、近くにお墓がある、
急な斜面にある、海から近すぎるなど。
数か所の不動産屋に問い合わせてみても、見つかりませんでした。
でも引っ越さなければならない期限は、どんどん近付いてきます。
もう時間がありません。
設計、建築の期間を逆算すると、ギリギリです。
最終的には、親戚の土地を売ってもらいました。
畑に使っていた土地を、宅地に変更(農地転用)したのです。
そのおかげで、やっと間に合いました。
土地の形状は、北東と南西に長く、道路からの高低差もあったので、
設計には苦労したし、お金も余分にかかりました。
当時は周囲が畑だったのですが、
次第に住宅が増え、今ではちょうど良いくらいの生活環境になっています。
田舎での土地探しは、早めに行動しないと、難しいですよ。